ニコニコ動画やYouTubeを見ていると、MMD+Kinect でモーションキャプチャして「補正・編集を行わない状態」なのにすっごくキレイな動きをしている動画が沢山見つかる。

「むむむ。。。もしかしてMMDの方が優秀なのか?」と感じてしまい、すっげー久々にMMDをインストールして、Kinectでモーションキャプチャしてみました。

結果

モーションキャプチャしたデータは、MMDとライブアニメーション(以下LA)で、違うといえば違うし、同じと言えば同じ。微妙な所ですねえ。

Kinectを使う際に大切な事

冒頭で書いた「補正・編集を行わない状態なのにすっごくキレイな動きをしている動画」を作るためには、ツールの選択よりもドライバの選択とお部屋掃除がもの凄く大事だと解ってきた。

ガンガン動いて、全てを正確にキャプチャしようと思ったら、カメラに映る物体はすべてお掃除して、極力干渉しそうなデータを全て排除する必要がある。
 ・キレイに片付いた部屋でモーションキャプチャする
 ・後左右、すべて壁から50cm以上離れる
この2点すごく大切。

Kinectカメラの設置位置

ライブアニメーションでKinectを利用する場合
   ・・・Kinectカメラを60~80cmの高さに設置する
VPVPで配布されているMMD&DxOpenNI.dllを利用する場合
   ・・・Kinectカメラを60~80cmの高さに設置する
MoggDxOpenNI - moggprojectで配布されているDxOpenNI 改造DLL
   ・・・Kinectカメラを130~150cmの高さに設置する
     顔や手首の動きも認識してくれる。しかし足の動きの認識は弱い。
     モーションによって使い分けが必要。

Kinectカメラの高さは、高くても低くてもモーションキャプチャは出来る。しかし適切な高さにカメラを設置しないとPC内のキャラが垂直に立ってくれない。

MMD→LA→Poser

ライブアニメーションは 、VMD (MMDのモーションファイル)や BVH の入出力が可能。フリーなので持ってると便利。MMDのモーションデータはLAを介す事で簡単にPoserに持っていける事を今さらながら知った。

で、ようやくMMDに興味が沸いてきてアレコレと関連ツールを調べてみるとMMDからBVH出力できるツール(導入は凄く面倒)や、モーションキャプチャしたデータのノイズをフーリエ変換で除去するツール等、色々なツールが開発されていますね。

あと、LAはMMDのPMDデータ(キャラクタの3Dデータ)の読み込みも可能ですねえ。
MMDでモーションつけるの面倒臭い。でも初音ミクでアニメーション作りたいって場合もLAにPMDデータインポート、モーションファイルをVMD形式で出力・・・なんてやると便利かもしれません。

MMD単体ではアニメーション作るのが非常に面倒だし、版権付きデータにあまり興味がなかったので今までスルーしていましたが... 補助ツールを揃えて行くとかなり便利ですね。もっと早くから使っていれば良かった(^_^;