非常に「今さら・・・」感がぬぐえないが、Poser6までは連携できると謳っている他の3DCGソフトと、Poser7との相性を比較してみた。
対象は、手持ちのアプリケーションである
1.Vue5inf(日本語版) 2.Carrara5.1std(英語版) 3.Shade 8.5 Basic
の3点である。
Poser7の新機能を使わない場合
runtimeの場所 | Vue5inf | Carrara5.1 (NativImportor) | Carrara5.1std (TransePoser2) | Shade 8.5 |
Poser6内 | ○ | △ | ○ | × |
Poser7内 | × | △(注1 | × | × |
▲いずれもPoser7でデータ作成。
Poserデータの呼び出しにはPoser6Eを使用。
まず初めに書くべきは、使用するデータが入っているRuntimeフォルダの場所によって、呼び出しが可能であったり、失敗したりがあると云う事。
呼び出しにPoser6の.exeを指定した場合、Poser7の階層にあるRuntimeフォルダのデータを読み出そうとした場合はまず失敗する。逆にPoser6と同じ階層のRuntimeフォルダのフィギュアやプロップの呼び出しならば、失敗はほぼ無い。
(注1Carrara5.1のNativeImporterを使用した場合は、「XXXX.objファイルはどこにある?」等々を逐一聞いてくるので、全て正しく保存場所を指定してやれば無事読み込む事が出来る。面倒といえば面倒だが、唯一Poser7Runtimeから読み込める。
また、Poser6のRuntime内のデータを使用した場合は、Poser7の新機能を使わなければVue5、Carrara5.1は普通にPoserファイルを読み込む事が出来た。NativeImporterの△は、Poser6から読み込んだ場合も発生する縮み現象とか、肩周りの不具合が主なので、Poser6時代と同等に読み込めると見て良いだろう。
結論その1
Poser7でpz3ファイルを作る場合でも、Poser6のRuntime内のデータを使用すればVue5、Carraraでも使用できそうです。Shadeについては、後日の記事参照。≫Poser7と他3DCGソフトの連携2(ウチの環境ではShade⇔Poserの連携は無理みたい)
シドニー等のPoser7のファイルをVue5、Carrara5.1(6も大丈夫かな?)、Shade等で読みたい場合は、Poser7のRuntimeをPoser6のRuntimeに上書きしなければならないと思う。
(実際に試した訳じゃないので自己責任でお願いします)
Poser7の新機能を使った場合1
実際にPoser7の新機能を使った場合はどうなるか?まずはモーフィングツールを使用した場合どうなるかを実験。
▲Poser7にて、Poser6のRuntime内からV3を読み込み。
ピチピチの服を着させて無理めのポーズを取らせてアチコチはみ出るように工夫(笑)
▲Poser7の新機能、「モーフィングツール」を使用してジャケットを膨らませたり、シャツをへこませたり。自然に見える程度に加工します。
▲服の破れ、つき抜けをPoser7の新機能で補正。
これを各アプリケーションに持っていきます。再現されるでしょうか?
1.Vue5infinite
▲見事にモーフィング再現されています。
2.Carrara5.1std(NativeImporter)
▲ジャケットが上手く連動してくれてません。
まあ、NativeImporterには良くある事です(;´ω`)
が、モーフィングツールを使用した部分については、無事効果が現れているようです。
3.Carrara5.1std(TransPoser2)
▲モーフィングを施した部分は見事に再現されています。
結論2
Poser7の新機能「モーフィングツール」を使用しても、Vu5、Carrara当、Poser6ファイルの読み込みをサポートしているアプリケーションは読み込んでくれる。
明日以降へ続きます。。。