Speeeeed!とは、複数のファイル、複数の文字列を、改行すら含めて一気に変換してくれるとてもありがたいフリーソフト。S-JISにしか対応していないので、それ以外の文字コードのファイルはNonCode 等文字コードを変換してくれるツールでS-JISに変換してから使用せねばならない。
「poser speeeeed」で検索してみると、やはりと云うか何と言うか、それなりのレベルでPoserを使い込んでいる方はやはり愛用している模様。フィギュアを改造したり、フィギュアやプロップを自作する方は使って損はしないツールです。
通常「リスト編集」のボタンから置換する文字列の編集を行うのだが、Poser使う方でSpeeeeed!のお世話になりたいと考えるレベルの人なら、直接「置き換えリスト」ファイルを作った方が作業は早い。
▲置き換えリストをSpeeeeed!と同じフォルダ内にガシガシ作る
▲リスト登録可能な拡張子に「cr2」「pz3」を追加。置き換えリストに自分の作成したリストを登録。
作成するリストの一例を挙げると以下な感じ。
日本語版Poserでフィギュア自作しちゃったよ!&pz3ファイルの文字化けが酷いよ!って方は以下のようなリストを作ればそれなりに英語版のPoserでも読み込めるcr2ファイルに変更出来ると思う。
(注:スペース4個分の空欄はTabに変換して下さい。)
y軸回転 yRotate
x軸回転 xRotate
z軸回転 zRotate
x拡大縮小 xScale
y拡大縮小 yScale
z拡大縮小 zScale
拡大縮小 Scale
x移動 xTran
y移動 yTran
z移動 zTran
y軸回転 yRotate
x軸回転 xRotate
z軸回転 zRotate
x原点 OriginX
y原点 OriginY
z原点 OriginZ
被写体距離のコントロール FocusDistanceControl
焦点_距離 focus_Distance
シャッター_開く shutter_Open
シャッター_閉じる shutter_Close
ヨン yon
C:\Program Files\e frontier\Poser 6\Runtime\libraries :Runtime:libraries
\ :
(C:\Program Files\e frontier\Poser6\Runtime\libraries~部分は、各自の保存先フォルダに書き換え。ジオメトリフォルダにOBJを移動させたいなら上記に加え:Runtime:Geometries:~関連も作成、手動でOBJファイルの移動)
▲pz3、cr2ファイル兼用の日本語版Poserファイル→英語版Poserファイル変換一例。
他にも色々と変換の必要があるかもしれないけど、代表的な部分だけ紹介してます。
Speeeeed!の注意点
- 短い文字列の変換をすると予想外の変換をしてしまう。
例えば「a → arms」なんて変換をすると、「Rotate」「Tran」「libraries」などに含まれる「a」まで変換されてしまう。
変換は他の行、文字列に重複しないように。 - 変換する順序に注意。変換後の文字列にも注意
変換したい文字列に「bone1」~「bone11」などがあった場合、数の小さい方から変換すると、「bone10」や「bone11」は、「bone1」で先に変換されてしまう。 - 先にも書いているが、S-JIS専用なので、他の文字コードのファイルに使用するとファイルは壊れる可能性高し。
もう少し詳しく知りたい方はSpeeeeedオンラインヘルプをざっと読めば、自分なりに面白い使い方を思いつける筈。
私は今の所、
1.cr2ファイルの文字列書き換え
2.このブログを書く際にWYSIWYGエディタで下書き→Speeeeed!で整行
上記2点の使用法で愛用中。