先のエントリではCarraraの優れた点を挙げたが、今度は逆に残念な部分を紹介。
どんなソフトにだって一長一短はある。仕方が無い事なのだ。

TransPoser2が激遅?

どーにもTransPoser2が遅いのである。バージョン間違えて購入したとか、インストールミスしたとかは無い。何度も確認した。

しかしである。
アニメーションを含んだデータだと、P4フィギュアですら、アセンブルルームで1コマ動くのに2~3秒かかる。死ぬ程レスポンスが悪いのだ。動画ファイルを作るにしても、コマ間で2~3秒止まる。もうやってらんない!って感じ。

追記1: 激遅はPC環境による?

腰痛のため臨時で使っているサブマシンでは全くそんな現象は起こらない。P4クラスなら常時15~20FPS前後の速度が出る事が判明。

上記のどこかに問題があるのだろうが、あちこちネットで検索をかけるも引っかからず。原因未だ不明、回避方法無し。購入を検討している人は、体験版を入手して確認は必須。CarraraPro体験版を使って見ようと考えている方は、コチラも参考にして下さい。

2007.3.18追記

サブPCでもTransPoser2の動きが悪くなってきました。1フレーム動かすのにやはり2~3秒かかります。一体何が原因なんだろう?

レンダリング画像が半分クリップされる

クリップされたサンプル

何も無い所で、突然画面半分しかレンダリングされなくなる。
動画にしてあるので確認しやすいと思う。

動画はRGB以外での保存は不可?

まだ検証不足だが、時々動画保存に失敗する。どうも色空間にRGB以外を使っている時に発生している感じ。まあ、中間ファイルに何を使っても良いのだが、気をつけていないと最後の本レンダリングでデータを失いかねない。Huffyuv等使って保存する時は要注意。

モーションブラーは苦手

残念ながらモーションブラーも苦手なようだ。
1フレームをブラーの指定回数分レンダリングして、合成して出力する方法の様だが、1回1回きっちりレンダリングするのでかなり遅くなっている。
まだ設定が解らないだけかも知れないが、ブラーの効きも弱い。個人的な好みもあるが、気に入った絵にならない。

アルファチャンネルが貧弱


カーソルを乗せると、アルファチャンネルの画像に切り替わります。

これもまた残念である。オブジェクトにトランスマップを適用させ、アルファチャンネルをレンダリングした場合でも、その効果はアルファチャンネルに適用されないのだ。そのような使い方をしたい場合は、Poser、またはVue(6以降)を使うしかない。

テクスチャフィルタリングが弱い?

これもまだ私がCrarraに慣れていないせいもあるかも知れない。
静止画としてレンダリングする場合は何も問題ないのだが、動画にした場合、テクスチャにチラツキが非常に多く発生する。



現時点で残念だった部分はこの位である。
まあ、最初にも書いているが、何にしたって一長一短はある。同価格帯の他のソフトには無い機能もCarraraには一杯あったりするのだ。
ただ、ここの項目に書いてある事が致命的と感じる人ならCarraraの購入は控えた方が良いかもしれない。