前回エントリ「【軽量化】Poserフィギュアを改造しよう1 」の続き。
Poserフィギュアの作動を軽くする為に、チョットだけ改造するお話の2回目。
このページでは、ポリゴンモデラによるマテリアル再設定と一部ポリゴン削除の手順を説明しています。
はじめに
- ここではメタセコイヤ(有料版)を使って説明します。
- 持っていない人は、MarbleCLAYがフリーウェアな上、使い方も解り易く、クセもなくお勧めです。(ただしマテリアル設定にやや難があります)
- 六角大王はマテリアル設定、ポリゴンの順番に独自の規格がありすぎて、この作業には向きません。
メタセコイヤ、MarbleCLAYの詳しい使い方はここでは説明していませんので、各自調べて見てください。
OBJファイルのインポート
メタセコにインポートする場合、FMKさんのFMK'S HeLL、hogehogeさんのPlayWithPoserで配布されているプラグイン等がPoserオブジェクトの読み込みに特化していますので、読み込んだ後が楽です。良い感じです。
マテリアルの削除を行う
以下はメタセコイヤでの作業風景です。
▲クリックで拡大
まずはボディ側。思い切ってマテリアル2個まで減らしました。
- Body部分は実質 首の一部にマテリアルSkinHeadが適用してある以外、全部SkinBodyと同じテクスチャを使うので、大胆に適用し直しました。
- マテリアル適用は『選択部処理』≫『面に現在の材質を指定』で行います。
- マテリアルの設定が終わったら、再びOBJファイルとして保存します。
- スケールが変わったり、左右の反転等起きないよう、読み込んだ時と同じ設定で保存する事に注意しましょう。
眼球部分のマテリアル
上の図のように、顔部分のマテリアルも以上の様に大幅削除しました。
V3系の目玉は3重構造になっていてなかなかリアルですが、レンダリング、操作とも重くなってしまう原因です。
今回は作業を軽くするのが目的なので、全部取っちゃいます。
今回削除した時のメモ
- 左右のpupil、Irisをマテリアル、ポリゴン共に削除
(↑これをやると眼球のモーフが効かなくなります) - 左右のEyeWhite、Cornerのマテリアルを片方のEyeWhiteにまとめてしまう。
- まつ毛、眉毛もマテリアル、ポリゴン共削除
(↑これを行うと顔のモーフが効かなくなります) - 歯、歯ぐきもマテリアルを一つにまとめる。
- 歯、目以外の部分を一つのマテリアルにまとめる
- 『モーフが効かなくなるのがイヤだ』という場合
- 眼球部分は全部EyeWhite等透明じゃないマテリアル一つにまとめる
- 眉毛、まつ毛はそのままにしておく。
以上をやればメタセコイヤでの作業は終了です。Body部分同様、Head部分もOBJで保存します。
今回はここまで。
次回はPoserへ再度読み込み、フィギュア化を説明します。