前回からの続き。

ここまでのお話

ここまでの1~5の作業が、どれだけPoserの操作、レンダリングの高速化に貢献するか、効果を確認したページです。

効果が出るのは低スペックPCまたは元が重いフィギュアだけ

ここまで解説してアレですが・・・・どうやらすべてのフィギュア、すべてのPCでで劇的に効果が出るものではなかったようです。

ざっくりまとめるとこんな感じ

現在のPC環境では殆ど効果がありませんでした。
前回のエントリで『作動が軽快になった』とか書いてましたが完全に気のせいだったようです。

6.おまけ:フィギュア軽量化の効果を見るベンチマーク

Poser内 (プレビュー) でどれくらい軽くなったか

実験方法

結果

   フィギュア  時間
 Vicky3.0 RR 通常  21s
 Vicky3.0 RR マテリアル設定同一化  21s
 Vicky3.0 RR マテリアル削減  20s
 Vicky3.0 SAE 通常  52s
 Vicky3.0 SAE マテリアル設定同一化  51s
 Vicky3.0 BLANCK  49s
 Vicky2.0 通常  26s
 Vicky4.0 通常  1m8s
 Vicky4.0 マテリアル設定同一化  1m8s

環境:PentiumM1.6Ghz、512MB、Intel915GM、Poser7E

ハイ、見事に変わりません orz
なんかもう、V2、V3、V3RR、V4 でどれくらい差が出るか?という表にしかなっていないですね(^_^;

レンダリングは早くなるのか?

使用するレンダラはVue6にしました。
(現在私がレンダラとして現在一番良く使うソフトなため)

レンダリング条件

結果

※各画像、クリックすると原寸表示されます

02.jpg
Vicky3 RR マテリアル削減
レンダリング時間:2分12秒

01.jpg
Vicky3 RR マテリアル削減、まつ毛、眉をモーフで消去
レンダリング時間:57秒

03.jpg
Vicky3 RR デフォルト
レンダリング時間:4分25秒
04.jpg
Vicky 3.0 SAE デフォルト
レンダリング時間:5分09秒

ぶっちゃけ、透明部分のマテリアルがなくなった事による高速化が効果が大きいようです。

とりあえずは「それなりの効果」を発揮するようですが、ここまでで紹介した技は、現在はあまり役に立つTipsではないのかもしれません。

まとめ

上記レンダリング結果を見て、Vicky3RRでも使用に耐え得ると思った方は購入を考えてみても良いだろう。と言いたいところだけれど、現在ではもう販売していないようです。

※ちなみにVicky 3.0RRの購入を考えるなら、3D Starter Packがお勧めでした。

この記事を公開した当時は、単体で購入すると$39.95するVicky 3.0RRが、Michael 3.0RRやMillennium Dragon LE、Millenium Cat LE 、Millennium Dog LE等々、合計11体のフィギュアと背景セット等がセットになって$29.95と大変お得になっていた。