Poserはバージョンが上がるごとに日本語ファイルの扱いが色々と変わりますなぁ。。。
「英語ツール全般、特に3DCGツールでパスやファイル名に日本語使わない」ってのは鉄板のお約束だってのは解っていますが、管理が楽チンな為どうしても一部に日本語名を使っちゃうのですわ(^_^;
ファイル名の文字化け
▲Poser2012のファイル名に日本語を利用したら、クロスシミュレーション(*.tmp, *.dyn)や、外部モーフファイル(*.pmd)のファイル名が文字化けしちゃって利用出来なくなります。
pz3ファイルの内部も文字化けする
古いバージョンのPoserで作成したファイルに2バイト文字が使われている場合、
それを英語版Poser Pro2012で開くと・・・
・読み込み出来ても
・レンダリング出来ない
・ダイナミッククロスの計算が出来ない
・適用したモーフが有効にならない
・保存できない
・保存し直したファイルを開く事が出来ない
みたいな症状が発生する。
pz3ファイルをテキストエディタで開いてみると、Poser Pro2012で保存したpz3ファイルは、内部でも盛大に文字化けが発生している事が確認出来る。
▲*.pz3ファイルをメモ帳で開くと、日本語部分が文字化けしています。
文字コード不明&かなり本格的に文字化けしていて、Poser 6E → Poser 7E移行時の「文字コードをShift-JISからUTF8に変換すれば解決じゃね?」みたいな小技では対処出来ないッス。
また、一旦文字化けが発生したらVueをはじめその他のPoser連携ツールでの読み込みも不可になります。
過去のPoserは、とりあえずobjファイルの保存名・パス名のみ気をつけていれば致命的な問題は発生しなかったのですが、、、今後はテクスチャのパスやpz3ファイルも完全に1バイト文字のパス&ファイル名で保存しないとダメみたいです。
まあ、2012は Libraries内に日本語ファイルを使っても問題が発生しない分、個人的にはPoser8~Poser Pro2010よりずっとマシです。が、日本語版Poserから移行した人は過去に作成したファイルを再利用した場合は苦労するんじゃないですかね(^_^;
とりあえず、pz3ファイルを「文字コードUTF8」でテキストエディタで開いて文字化け部分を修正してやると、まともに作動するようになります。
簡易表
日本語版Poserから乗り換えた人は、TExchangeなどの複数行、複数ファイルの文字列を一気に置換できるツールでpz3ファイル内の日本語情報を一括して書き換えしちゃうのが無難です。
以下はPoser7時代に日本語→英語Poser乗り換え用に作成したテーブル。y軸回転 yRotate最近の日本語版Poserの内部ファイルがどうなっているか良く解りませんが、同じような事になっているかと思います。上記の様な文字列を一括置換してやれば、マトモに作動するようになるかと思います。
x軸回転 xRotate
z軸回転 zRotate
x拡大縮小 xScale
y拡大縮小 yScale
z拡大縮小 zScale
拡大縮小 Scale
x移動 xTran
y移動 yTran
z移動 zTran
y軸回転 yRotate
x軸回転 xRotate
z軸回転 zRotate
x原点 OriginX
y原点 OriginY
z原点 OriginZ
被写体距離のコントロール FocusDistanceControl
焦点_距離 focus_Distance
シャッター_開く shutter_Open
シャッター_閉じる shutter_Close
ヨン yon
他にも、ファイルパス名やテクスチャ名などに日本語が使われている場合、それらも全て半角英数文字に修正する必要があります。
あとがき
ちょっと前までは、ジオメトリファイル・テクスチャファイルのファイル名・保存パスに日本語が含まれていなければほぼ完璧に作動してたので、それ以外の部分ではガンガン日本語名使っていました。。。
こういう事やっていると、新バージョンが出た時にマトモに作動する保証は一切ありませんなぁ。
十分に予測できた事なんだけど、ついついやっちゃうのよねぇ。
せめてpz3ファイルには日本語名を付けたいのだけれど、うまい方法が見つからない。何か楽に管理できる方法がないか、色々と模索中。。。