ちょっとPoser6Eの調子が悪くなって来て十分な検証が出来なくなってしまっているので、半分過去の記憶で書いている事を了承して欲しい。

まずは以下の動画を再生して見て欲しい。

動画サンプルMP4:290Kb

Poserで7FPSのアニメーションを作成し、Vueで14FPSに設定して動画を作成したものだ。再生してみると、2体フィギュアは半分のフレームレート、7FPSで動いているのが確認できる筈だ。(右クリックで再生速度を0.25倍くらいにするとよく分かる。)

実はコレ、ちょっと気を付ければVue内でちゃんと14FPSに補完され、滑らかにアニメーションしてくれる。
例えばクロスシミュレーションを含めたりする場合、コレを知っていれば計算時間を大幅に短縮することが可能だ。

Vue内でPoserキャラに上手くモーションブラーを適用出来ないと言う原因も、この辺にある。


まだ完全に解った訳ではないのだが、
気をつける点が二つあるので解説したいと思う。


■Poser内での設定不足
PoserからVueにアニメーションを持ち込む際、忘れてはならない項目がある。
pos305.jpg
『Loop Interpolation』と『Quaternion Interpolation』にチェックを入れることだ。
この二つの項目のオン、オフによる違いはそのウチ解説するが、BVHファイル等を読み込んでフィギュアを動かして見れば、どういう働きをする項目なのかわかると思う。

ひょっとすると『Quaternion Interpolation』だけでも良いような気がするが、現状これで上手く行っているのでそれ以上の検証はしていない。

Vueにも、同じ項目があるが、現在私はこの機能を把握できていない。
pos304.jpg
Vue6の場合:Vue内の『Quaternion Interpolation』のオン、オフの違いは今の所解らない。同じ結果に見える。
Vue5の場合:アップデータが更新される度、オンにしたほうが良い結果が出たり、オフにした方が良い結果が出たりである。良く解らないので、今の所あまり気にしないようにしている。



■Poserフィギュアに、2バイト文字を使っていないか?
日本語版Poserでフィギュアを作成したり、OBJファイル、テクスチャファイルのファイル名、及び格納してある場所に日本語名のフォルダを使用していたりすると、Vueに持ち込んだときに補完されず、上の動画のようなカクカク現象が起きる。
記憶の中では、ライブラリ内のフォルダには日本語名を使っても問題無いのだが、現在検証が出来ない。

■Poser7では2バイト文字の問題は解消された?
現在、私の環境でマトモに動くのはPoser7だけなのだが、Poser7では日本語版Poserで作ったフィギュアも、OBJ、テクスチャファイルを日本語名に、格納フォルダを日本語名にしてもVueのアニメーションは補完される。

今後は配布を考えなければ、日本語名のファイルでフィギュアを制作しても問題ないのだろうか?


動画サンプルMP4:832Kb (今度はVue5でレンダリング)
(※Poser7で作成したファイルでも、Poser6経由のVue5で読み込んでくれる。モーフィングツールの変形も再現してくれる。)
ここで解説した内容を守って同じファイル(Poser内で7FPS)をVueにインポート、14FPSで動画制作。今度はキチンとPoserフィギュアも14FPSで再生された。