前回エントリの続き。完全に個人的覚書き。お暇な方、気になる方、お付き合いくださいませ(^_^;

植生に8x8等の簡易テクスチャを適用し、アニメーション作成(320x144、5s、30FPS)した場合の出来栄え比較。

 ・A:通常レンダリング(アンチエイリアス2x2,10%)、320x144
 ・B:テクスチャフィルタリング適用(アンチエイリアス2x2,10%,50%)、320x144
 ・C:フリッカ低減機能をオンにしたもの
   (アンチエイリアス2x2,10%,上からon,on,off)、320x144
 ・D:外部フィルタ使用(品質プレビュー)、480x216、
   (15S、60FPS→外部フィルタ適用 320x144、30FPS)
等々、条件を変えてレンダリング。
今回は、設定の詳細を省略しています。ご了承ください(^_^;

■結論(有効な手段)
植生云々よりアニメーション設定の方が重要だった(^_^;

植生を使用したアニメーションのレンダリング(フリッカ低減等)に効果の高い機能
(個人的見解だが、上から順に効果的)

1.フレームレートを倍にし、Avisynth等使用して時間軸でボカシを当てる
  (当然レンダ時間は倍になる)品質はプレビューで十分。
2.フリッカ低減機能の3番目『Distance blurring』をonにする。
  (画像はボケるが速度は殆ど落ちない)
3.Vueのモーションブラーを使用する
  (1.、3.は素材によって有効な方を選ぶ。)
4.アンチエイリアスの設定を上げる(4x9 75%以上とかなり高めに。時間が掛かりすぎて非現実的)

植生簡易テクスチャは、静止画と同じく8x8程度のものを遠影に配置する場合のみ、有効であると判断する。



■検証データ
プリセット植生
A:通常レンダリング(2x2,4%)、320px x 144px
v-002.jpg
動画サンプル:MP4、1.6MB
28分18秒

B:テクスチャフィルタリング適用(2x2,10%,50%)、320px x 144px
v-003.jpg
動画サンプル:MP4、1.2MB
28分27秒


C:テクスチャフィルタリング適用、フリッカ低減機能をオンにしたもの(2x2,10%,on,on,off)、320px x 144px
(実験日が異なり、植生位置、テクスチャ若干異なります)
v-004.jpg
動画サンプル:MP4、873KB
27分49秒
死ぬ程遠影ならコレもアリかと。


8x8簡易植生
A:通常レンダリング(2x2,4%)、320px x 144px
v-005.jpg
動画サンプル:MP4、1.1MB
24分51秒


B:フリッカ低減機能をオンにしたもの(2x2,10%,on,on,off)、320px x 144px
v-006.jpg
動画サンプル:MP4、835KB
24分37秒


C:テクスチャフィルタリング適用、フリッカ低減機能をオンにしたもの(2x2,10%,on,on,off)、320px x 144px
v-007.jpg
動画サンプル無し
24分16秒


D:外部フィルタ使用(60FPS、品質プレビュー →外部フィルタ適用30FPS)、320x144リサイズ無し
  アンチエイリアスOFF、テクスチャフィルタリングOFF、フリッカ低減off,off,on
(実験日が異なり、植生位置、テクスチャ若干異なります)
v-008.jpg
動画サンプル:MP4、359Kb
16分58秒
品質と速度のバランスはコレ。
やはり自然景観アニメーションにアンチエイリアス不要。
テクスチャのチラツキを無くす事を第一に考えるのがベスト。



E:外部フィルタ使用(480x216、60FPS、品質プレビュー →外部フィルタ適用320x144、30FPS)
  アンチエイリアスOFF、テクスチャフィルタリングOFF、フリッカ低減off,off,on
(実験日が異なり、植生位置、テクスチャ若干異なります)
v-009.jpg
動画サンプル:MP4、233KB
34分11秒


■上記、適用した外部フィルタ詳細

Aisynth2.5.7使用。
VDMまたは携帯動画変換君にて下記スクリプト読み込み後、30FPS化。

Avisource("v6-anime-60fps.avi")
#ConvertToyuy2
#Convolution3D(0,0,0,255,255,10,0)
TemporalSoften(1,255,128)
#LanczosResize(320,144)
BilinearResize(320,144)
return last