大変性能の良いVue6のテクスチャフィルタだが、従来はトランスマップが適用されている質感があると、レンダリング速度が半分程度に落ちていた。

Version6.05-04 Build 290197以降では、トランスマップを簡略化し、速度アップを図っている模様。
トランスマップ適用後の方が概ね速度アップしており、精度は落ちたが、ずっと使いやすくなった。

注意:
本エントリはテクスチャの精度が落ちすぎており、Vueの不具合っぽいです。
植生単品でも、ここまで劣化しません。
ここに掲載しているものと同程度までテクスチャが劣化した場合、OSから再起動する事で元に戻ります。


レンダリング検証を行った結果を下に記しているが、植生単品とエコシステムの場合でレンダリングの質が激しく異なるので、今後のアップデートで改良される可能性が極めて高い。参考程度に読んで欲しい。



■レンダリング比較(植生単品)
レンダリング設定はファイナル、標準大気、512px X 234px、テクスチャフィルタリング以外の設定は変更せずレンダリング比較を行った。

v6-0-27.jpg
テクスチャフィルタリング0%、レンダリング時間27秒


v6-20-24.jpg
テクスチャフィルタリング20%、レンダリング時間24秒
いきなり葉のテクスチャが荒くなったが、レンダ時間が短いので今までよりマシだ。

v6-50-24.jpg
テクスチャフィルタリング50%、レンダリング時間24秒

v6-75-23.jpg
テクスチャフィルタリング75%、レンダリング時間23秒

v6-100-23.jpg
テクスチャフィルタリング100%、レンダリング時間23秒


■レンダリング比較(植生エコシステム)
上検証と同じくレンダリング設定はファイナル、標準大気、512px X 234px、テクスチャフィルタリング以外の設定は変更せずレンダリング比較を行った。

eco-0-29.jpg
テクスチャフィルタリング0%、レンダリング時間29秒

eco-20-27.jpg
テクスチャフィルタリング20%、レンダリング時間27秒

植生単品の時と比べ、葉のテクスチャの劣化が少ない。
何が異なるのか不明だが、実用範囲に収まった感じ。

eco-50-26.jpg
テクスチャフィルタリング50%、レンダリング時間26秒

eco-100-24.jpg
テクスチャフィルタリング100%、レンダリング時間24秒

テクスチャフィルタリング100%まで行くと劣化が酷い。近影には使えそうも無いが、思いっきり遠影ならこれでOKぽい。


■レンダリング比較(Poserフィギュア)
植生以外、Poserフィギュア等にトランスマップが含まれる場合、テクスチャの劣化は殆ど確認出来ない。キレイにフィルタリング出来ている、という印象。
■標準レンダリングの場合
v6-00-37.jpg
Texture Filtering 0%、レンダ時間37秒
表情がブサイクなのは気にするな。
入院患者用の大部屋は集中力が切れやすい。細かい作業は向かないのだ。
v6-20-37.jpg
Texture Filtering 20%
レンダ時間37秒
v6-50-34s.jpg
Texture Filtering 50%
レンダ時間34秒
v6-100-33.jpg
Texture Filtering 100%
レンダ時間33秒

■GIレンダリングの場合
v6-4-41.jpg
Texture Filtering 0%、レンダ時間4分41秒
表情がブサイクなのは気にするな。
v6-4-41.jpg
Texture Filtering 20%
レンダ時間5分11秒
v6-5-16.jpg
Texture Filtering 50%
レンダ時間5分16秒
v6-5-24-100.jpg
Texture Filtering 100%
レンダ時間5分24秒
GIレンダだとテクスチャフィルタリングが掛かっている時の方が速度は遅い。
透明部分の影の計算が複雑になるのだろうか?


現状では、テクスチャフィルタリング20%程度がキレイさとレンダ速度のバランスが良い気がする。

もう一度書くが、以上がレンダリング検証を行った結果である。が、今後のアップデートで改良される可能性は極めて高い。参考程度に読んで欲しい。