先のエントリで作った髪の毛プロップ、Vueに取り込んで見ると、おかしな事になっている事に気が付いた。

まず、髪の毛のフチに注目して欲しい。
line-vue6.jpg
vue6-new.jpg
上の画像では、髪の毛の板ポリのフチの部分に黒い線があるのが解るだろうか?
下の画像には見当たらない(共にVue6でレンダリング)

line-vue5.jpg
vue5-new.jpg
同じ物をVue5でもレンダリングしてみたが、結果は同じ。
上の画像では、髪の毛のフチに黒い線が見える。

違いは何か?答えは以下。トランスマップが違うのである
Trans5-2.jpg

Trans5-2R.jpg

髪の毛の先端部分は、線を消そうと思い数ドットほど黒で塗りつぶしているが、上のマップでは線が出てしまっている。
上下のマップの違いは左右を反転させただけ、それ以外ドコも変更無し。
もちろん、プロップのUVマップを反転させての確認である。

Vueのレンダリングではトランスマップの上側と右側は、キチンと透明になるように設定していても、細いラインが出てしまう事があるのだ。

remake5-512.jpg
んで、今度は線が出てしまったトランスマップの、髪の毛の先端部分はそのまま。
根元を思いっきり塗りつぶしてみると。。。

下はVue6のレンダリング結果。
529-vue6.jpg
イレギュラーな線は出てこない。

線は、UVマップの設定が悪いと、マップの反対側のデータを拾ってしまう模様。
UVのマッピング、キチンとスナップかけてやったのに。。。。


Poser上では全く違いが解らなかったので、暫く悩んでしまったが、解決。

そういえば、腕の良いプロップやフィギュアを作る職人さんのテクスチャは、ちゃんと上から下、右から左に流れるように作ってあったりする。。。。

こういう記事を読んだ事が無いのだが、当たり前過ぎる事なんだろうか?
学校や専門の書籍で3D勉強した訳じゃ無いので良く解らないが、そういう約束事があるのかもしれない、と勝手に解釈しておく事にした。



line-car5.jpg
line-car5-new.jpg
ちなみにCarraraでは、どちら向きでテクスチャ作っても大丈夫のようだ。





■もう少し詳しく検証しようとしたが、失敗した。

528-01.png
こんな単純な板ポリに

alpha.jpg
こんな単純なトランスマップを適用。



poser01.jpg Poser

carra01.jpg Carrara

vue5.jpg Vue5

vue6.jpg Vue6

やはり透明部分が大きいと変な線は出てこないが、最終レンダリングをVueで行う場合、透明付きのUVマッピングは少しだけ気を付けなければならない。