■大気モデル:スペクトラル
- どうゆう日本語訳が浸透するかわからないが、モクモクの雲を作る大気モードである。
大気エディタ内に、「標準大気」、「ボリュメトリック大気」、「環境マッピング」に加え、『spectral model』という項目名で追加されている。 - 一番楽しみな機能であったし、期待通りの素晴らしい表現力を持っている。
- しかし扱いは非常に難しい。今の所運に任せて出たトコ勝負な設定しか出来ない。
- とんでもなく劇遅。標準大気で20秒程度で終わるレンダリングに5分以上かかる事もしばしば。
- ブーストを下げ粒状の荒い粒子状態で細々セッティングを繰り返す以外今の所対処法なし。
スペクトラル大気:グローバルアンビエンス:レンダ設定ファイナル:レンダ時間1分55秒
細かいセッティングせずに写真のような絵が出来た。
標準大気:グローバルアンビエンス:レンダ設定ファイナル:レンダ時間32秒。
大気モードと雲以外は上記2点は全く同じデータ。
■植生モデル(SolidGrowth 4 )
- 植生モデルのレンダリングに改良を加え、アニメーションした際のチラツキを無くしました!
とe-onサイトでは唄っていたが、実際にはチラツキが半分くらいに減った程度。 - その代償に枝、葉、共にモコモコ感が増えた。広葉樹には適しているが針葉樹には適さない。小さい画像にも向かない。Vue5のレンダ結果に慣れていると激しく違和感が。。。。
- Vue5→Vue6で『増えるワカメにお湯こぼした』ってカンジ。こればっかりはVue5のレンダエンジンのほうが好きです。
- 従来型のレンダリングも選びたいが、今の所方法が解らない。出来ないのかもしれない。
- 更に、テクスチャフィルタリングとの相性が最悪。
植生にテクスチャフィルタがかかると(恐らくアルファマップのせいで)破壊的に遅くなる。植生にテクスチャフィルタリングは使わない事。
これも部分的にOFFにする方法が知りたいが今の所解らない。
■テクスチャフィルタリング
- 動画を作る上でもの凄く便利になった。
- 石畳、タイル、布の生地等に発生していたフリッカー、リンギングが全てコレで解決!
- 4000X4000等、かなり大きなマップでも速度の低下は僅か。メモリを食う量もそんなに変わらない?
- ただし植生、透明マップに弱く、破壊的に速度が落ちる。
- 岩場、泥、市松模様等のテクスチャも作って試したが、大きな効果は得られなかった。何が原因なのか今の所不明。
- マテリアル毎にフィルタリングの設定をしたいが、方法が解らない。仕様上無理かもしれん。
上がテクスチャフィルタオン。遠影用、近影用にテクスチャを作り分ける必要がかなり減りそうな予感。
■その他
スマートドロップ・アニメーション機能等、他にも盛り沢山の追加機能があるが、購入前から気になってて、一通り試したのはココまで。残りはその内にボチボチと検証する予定。