■サブサーフェススカッタリング(通称SSS)
- マテリアル設定『Translucency』内で設定。物質に吸収された光の内部拡散を表現する機能。
- うまく使えば予想を遥かに超えるリアルなレンダが出来る。
- ブーストを下げるとマテリアル表面に荒さが目立ち易く、上げすぎると破壊的に遅くなる。加減が難しい。
- 光の透過度が距離の絶対数入力なので、人型オブジェ適用した場合、耳、鼻、指、等の薄い部分が不自然に明るくなる。まだ使いこなせていない。
- 球体等、大雑把な形には適当に設定しても割りとキレイに働く。
■ディスプレイスメントマップ
- マテリアル設定『Bumps』内で設定。
- e-onサイトでみれるサンプル通り、かなり精密な表現可能。
- やはり板ポリ、チューブ状ポリの端はおかしくなる
- こちらもうまく使いこなすには慣れが必要な感じ。
- こちらもブースト上げると劇重。
- ブースト低いとかなり軽いので、下げてバンプと併用が賢いかも。
■エコシステム2
- Vue5のエコシステムも素晴らしいと感激したが、その倍以上感激した!すげえ!
- エコシステム内の『Paint』ボタンを押した後、筆で色を塗る感覚でオブジェクトを配置できる。
- アンドゥ、リドゥ可能、オブジェクト別の塗り可能。
- 同一のオブジェクトで色変更可能。
↑紅葉した樹木と青い樹木を混ぜて配置したい場合とか、凄い楽。 - かなり正確に描けるので、以前のように下準備にMAP作って関数設定してエコシステム適用、と言うような面倒な手順無しで思い通りのオブジェクト配置が可能。
- 従来のエコシステムに比べ重くなったとかメモリ莫大に食う、という感じもしない。素晴らしい。
■被写界深度:Hybrid2.5D
- まず、嬉しい事にHybrid2.5Dで被写界深度とモーションブラー両方一度にかける事が出来るようになった。
- Vue5に比べ、速度、美しさ、共に向上。ようやく実用範囲内になった感じ。
- パス数を1にしても被写界深度のチェックが入っていると4回ブラーをかける。
バグなのか、モーションブラーを同時にかける事を可能にする為なのか解らないが、ひたすら高速化したい私にはブラー回数1回ってのも選択出来るようにしたい。
■被写界深度:分散レイトレーシング
- こちらはあまり変化した感じは無い。
- Hybrid2.5の性能UPに伴い、かなり高設定でレンダしない限り出番は無いかもしれない。
■ポストレンダーオプション
- レンダリング後の補正処理オプション。自動で補正をかけてくれるようになり、しかもかなり賢くなった。
- ナチュラルフィルムレスポンスを選択すれば、かなり下手なライティングをしても自然にみせてくれる。
- あまり頼りすぎるとレンダテクが向上しない気もするが、地味に毎回お世話になりそうな機能。
■エリアライト
- ポリゴンを発光体としてシーンにライトを配置できる機能
- 結構、というかかなり期待していたのだが、『この程度の表現でこんなにレンダ時間増えちゃうの?』という感想しか持てなかった。残念。
- 私は恐らく『どーしても』って時以外使わない。