表題通り、新しいPCを購入しました。CPU 6コア&4chメモリを搭載した Core i7 3930Kマシンです。実際に購入したのは1月9日ですが、満足の行くオーバークロック設定詰めに思いのほか時間がかかっちゃいました(^_^;

Core i7 920(3.5GHz HT無効) → 3930K(4.3GHz HT有効)で、Vueのレンダリング性能は約3倍。PCの進化は凄いです><

とりあえず何が凄いかって云うと、SponzaをGRレンダした場合でもSD画質で1フレーム20~30秒で納まるってのは大きいです。

▲Sponzaのフライスルーで色々とテスト動画を作成してみた
※動画は854x480で作成。YouTubeには1280x720でアップ。
※大気設定のテストも同時に行ったので、各動画で明るさが違います

 

スポンザのGRで15~6秒のフライスルー作っても、レンダリング2時間弱。
GRベイクしちゃえばGRレンダでも1時間05分。
※Sponzaクラスのオブジェクトでも、ベイクにかかる時間は80分ほど。
フォーカスブラーやカメラブラー効果を入れても1時間30~40分。
このクオリティが2時間前後の処理時間で手に入る><
20万円前後のPC1台を利用した場合でも、GRを使ったアニメーション制作が現実味を帯びてきました・・・!

過去のマシン・Vueとのレンダリング速度比較

CPUVue周波数
(GHz)
HTToyTrainSponza
640x480
final
640x480
2x2x30%
1600x1200
final
448x336
final
800x600 Vue10
Samlpe Default
北森セレ52.5約30分約50分
AthlonX2
+3800
52.4691sec105sec336sec
AthlonX2
+3800
62.4193sec61sec197sec
92063.537sec17sec56sec
92083.530sec15sec47sec
920103.523sec12sec118sec32sec258sec
3930K104.37sec(3.3倍)3sec(4.0倍)39sec(3.0倍)11sec(2.9)99sec(2.6)
3930K104.36sec(3.8倍)3sec(4.0倍)34sec(3.5倍)10sec(3.2)106sec
※ToyTrain、SponzaのサンプルデータはVueのバージョン毎に微妙に設定が違う。
 なので設定を揃える為、Vue5時代のデータを利用した。
 (Sponza 800x600のみVue10のサンプル使用)
 (赤文字部分は、1~2タイルのみ処理が終わらず、HT有効が逆に足を引っ張ってしまった。
  920、3930Kどの処理も最終1タイルが足を引っ張るので、↑の数値は正確なモノにならない。)

 

だいたい予想通り、Core i7 920比で 3~4倍前後の処理能力になっています。初めてVueを購入した当時(北森セレロン2.5Ghz利用)の頃から比較すると300倍の処理能力。涙がチョチョ切れそうです><

また、Vue R10に付属したスポンザアトリウムは、設定された大気設定やレンダリング設定何故かもの凄く過剰。ビックリする位レンダリングに時間がかかる。
Vue5~6時代と同等のセッティングまで落としてやる、またはVue5に付属したサンプルを利用すると、順当に高速な処理でレンダリング終了。

Vue7と9時代は速度チェックしていないのですが、Vueもバージョンアップする度に処理速度は順調に早くなり、画質もそれなりに向上している感じです。

しかし、被写界深度やGI、GR等の計算方法がかなり違っている感じで、出来上がる絵が微妙に違います・・・。表現力と言うか美しさというか・・・仕上がりは私の好み。良くなっていると言って良いと思います。が、GRを利用した際の間接光の反射・影響が弱くなっているというか、クセがあると言うか・・・こいつを自由にセッティング出来るようになるまでは少し時間がかかりそうです。