題名通り、Poserのクロスシミュレーションで髪の毛を表現するコツを紹介。

が、大昔に作った髪プロップが見つからず、作り直したらドツボにハマッてしまった。
以前作った時、案外上手くいったので紹介しようと思ったのだが。。。。

以前簡単に作れたのは偶然だったのか、長い事プロップ作りしていなかったので腕が鈍ったのか、片手しか使えない状況でのプロップ、テクスチャ作りが無謀だったのか、(まだ腹の上にPC乗せて、左手で支えて右手一本でPC操作しています)全く満足いかない結果だが、とりあえず経過をアップ。


hair-1.png
まずはメタセコでモデリング。

なるべくローポリで作りたいので、この通り髪の毛は板ポリ。
しかも結構いい加減に作ったもの。599ポリゴン。


hair2.png
髪の毛ポリは、根元、中、先と、3つのマテリアルに分けてある。


テクスチャ作って、Poserにインポート
hair7.jpg
前髪がちょっと寝癖っぽいが、静止画目的ではないので、とりあえずこれでOK。

hair8.jpg
耳の後ろは地肌。ローポリでクロスシミュレーションヘアーを作る性質上、地肌が見える。V3の後頭部に髪の毛を書き足してある。

汎用性はとりあえず無視。

後、クロスルームに移行。
hair4.png
『add Material』で上で分けた質感に、クロスシミュレーションの設定を行う。
根元をconstrained(強制グループ)
中を  default(ダイナミックグループ)
先を  softDecorated(ソフトグループ)
に設定する。

こうする事で、根元は頭皮に付いて行き、毛先はパーマがかかった様に、ある程度形が保持される。

hair5.png
ダイナミックコントロールの設定はこんな感じに。

Fold Resistance 0.1~0.3
Shear Resistance 0.1~0.3
Stretch Resistance 500~1000
Stretch Damping 0.01
Cloth Density 0.08
Air Damping 0.02~0.08

程度が上手く行った。

摩擦係数、布の自己衝突等は、髪の毛が絡まるような絵になったり、爆発アフロになるのでOFFが良い。

ちなみに、
Fold Resistance、Shear Resistanceは
○歩く、静かな動作をする時は
0.1~0.2
  等の柔らかめの設定にし、
○ジャンプやアクションする等、
激しい
  動きをする時は、0.2~0.5の硬めの
  設定にすると上手く行く。

髪の毛のポリゴン数、フィギュアの動き等々で最適値は変わるので、何度か試して出した、あくまで上記髪の毛プロップで出した最適値である。





で、某BVHファイルで動画を作って見た。
hair6.jpg
毛プロップをクロスシミュレーションした動画(1115kb)

う~む、微妙。。。全身映った引きの動画なら、なんとか使えそうなレベル。

ちなみにクロスシミュレーションはPenM1.6Ghz、512Mbのマシンで1コマ0.7~1.6秒くらいの計算時間で済む。早いのが嬉しい。

が、レンダリングではPoser7のスムースポリゴンをオンにするとレンダリング失敗、Poser7+Vue6でも操作中落ちまくり。圧倒的にメモリが足りないメモリは最低1GB必要(´Д`;)

それ以上に、髪の毛の動きも微妙。数本激しく動きすぎるの板ポリが。。。。毛先質感の設定ミスったか?
以前作った髪の毛プロップ、行方不明。。。orz
前は一発で上手く行ったから、簡単だと思ったんだが。。。

良いもの出来たらアップしようと思ったが、今回は辞めます><。